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一般社団法人コンセプションケア協会

日本人男性の肥満が増えている!コロナ太り!

最近外来で、コロナでリモートワークが増え、体重が増えた、太った、という訴えを患者さんからよく聞きます。いわゆるコロナ太りです。コロナ後、東京都の企業におけるリモートワークは約60%に上昇し、リモートワークが原因で、1日1200歩程度、運動量が減ったとのデータがあります。
コロナ太りの原因は、リモートワークにより
1.基礎代謝量が低下
2.運動量や筋肉量が低下
3.運動と栄養摂取のバランスが崩れる そして
4.テストステロンの低下
があげられます。テストステロンの低下は、特に、社会的、経済的、そして家庭でもストレスを抱えやすい40歳代後半以降の男性にとって、男性更年期を発症しやすい状況を生んでいるのです。
平成28年調査の厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」によれば、日本人男性の男性31.3%がBMI25以上の肥満と言われています。50歳代では、36.5%です。コロナ禍により、さらに肥満率の上昇、運動不足が深刻化していることが伺えます。
それでは、「男性更年期」の原因となる男性ホルモン、テストステロンについて解説します。

井手 久満 (いで ひさみつ)
代表理事
獨協医科大学埼玉医療センター教授、低侵襲治療センター長
宮崎大学医学部、 国立がんセンター、UCLAハワードヒューズ研究所、帝京大学を経て2020年4月より現職

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