2023年3月29日
コンセプションケアとアロマセラピー２
○肺活とアロマセラピー（１）
新型コロナウイルスの流行により、人々の健康に対する意識が高まっています。
令和の時代に入って「肺活」という言葉がクローズアップされてきました。
「肺活」を提唱する末武信宏先生（医学博士・順天堂大学非常勤講師）によると肺機能を向上させることが免疫システムの正常化につながる、と言います。
肺は酸素を取り込んで二酸化炭素を排出する「呼吸（ガス交換）」を担う臓器です。肺は自らの力では呼吸できず胸郭についている筋肉の働きによって伸縮することで呼吸を行っています。
呼吸によって体内に取り込まれる酸素は、生きるためのエネルギー生成に不可欠ですが、加齢や長く続くマスク生活や運動不足などで肺の機能が弱り、結果として呼吸が浅くなり、このことが自律神経のバランスを崩す原因になると言われています。
自律神経のバランスが崩れると、血管や内臓の疾患の原因になり更には腸内で身体を守る免疫細胞の働きも悪くなると言う、悪循環に陥ります。
ウイルスに負けない身体を作るためには肺の老化を防ぐことが大切で、そこで考案されたのが「肺活トレーニング」です。
続く
一般社団法人コンセプションケア協会理事
川人 紫